これからしばらくの間80回程度に分けて、講談社文庫「あらかじめ裏切られた革命」岩上安身 著の紹介をしていきたいと思います。

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この本は、旧ソ連崩壊に伴い、旧ソ連の諸国が相次いで独立した1991年前後以降のロシア情勢を、著者岩上安身氏が実際に取材して記したものです。

全部で15章、840ページにもわたる膨大な内容は大変貴重なもので、当時の内部の実態を今更ながら初めて知った次第です。

70年代のブレジネフ書記長時代ですっかり停滞した旧ソ連は、その後80年代に入りゴルバチョフ書記長の下でペレストロイカ(改革)やグラスノスチ(情報公開)が行われましたが、一方でチェルノブイリ原発事故や、アルメニア大地震などの大規模災害が発生し、アフガニスタンへの長期にわたる軍事侵攻に伴い財政が逼迫していました。

この停滞した時代、原発事故、大地震をはじめとした大規模自然災害、財政悪化…この4つは今の日本にも共通して発生していることです。

そして日本の今後の未来も、おそらく旧ソ連崩壊・ロシアをはじめとした各共和国の独立と混乱の時と似たような状況を歩むのではないかと考えられます。

そのため、今回、この本の内容紹介を始めることとしました。