書籍紹介
国ごとに異なる形での寡頭支配-左翼が見落としているもの
2015年12月11日 書籍紹介
第7章 富裕層に仕える国家 国ごとに異なる形での寡頭支配-左翼が見落としているもの (p178-180) -それは特定の土地から離れたフループ、10年前にみんなをぎょっとさせていた表現を用いれば、「グローバル化されたエ …
格差拡大は倫理ではなく経済の問題-ピケティ学派の功績
2015年12月10日 書籍紹介
第7章 富裕層に仕える国家 格差拡大は倫理ではなく経済の問題-ピケティ学派の功績 (p177-178) -では、もし富裕層の富裕の程度が下がれば、現在よりも良い状況になるというのですか? いいかえれば、これは果たして倫 …
「1%対99%」の格差に奉仕する国家
2015年12月9日 書籍紹介
第7章 富裕層に仕える国家 「1%対99%」の格差に奉仕する国家 (p176-177) -庶民がコツコツと貯蓄しているお金に対して、あなたの言い方は軽すぎますよ! 私は脅かしに譲歩することを拒否します。昔、モンゴル民 …
「市場」とは「最富裕層」のこと
2015年12月8日 書籍紹介
第7章 富裕層に仕える国家 「市場」とは「最富裕層」のこと (p175-176) -今や国家が「市場」とせめぎ合っているといっていいでしょうかね? 「ブリュッセル」「マーケット」「金融機関」「アメリカの格付け会社」な …
第7章 富裕層に仕える国家 の概要
2015年12月7日 書籍紹介
第7章は、第6章の最後にご紹介した、1%の富裕層が大量に富を蓄積していることと関連します。 富を大量に蓄積している富裕層はごくわずかですが、彼らは国家に「投資」することで資産の運用を図ろうとしています。その結果として …
ピケティの分析が示唆するもの
2015年12月6日 書籍紹介
第6章 ドイツとは何か? ピケティの分析が示唆するもの (p170-171) -また新たにやって来る緊縮財政とデフレに抵抗する力がフランス国民にあると思いますか? 経済協力開発機構(OECD)の統計と経済学者トマ・ピ …
独自通貨をもたない国家の悲惨
2015年12月5日 書籍紹介
第6章 ドイツとは何か? 独自通貨をもたない国家の悲惨 (p168-170) 今日われわれはヨーロッパで、国家が通貨を創る能力を失った事態に直面していますね。その一方で、銀行は相変わらず、銀行としての権限を保持していま …
フランスがドイツに隷属する背景
2015年12月4日 書籍紹介
第6章 ドイツとは何か? フランスがドイツに隷属する背景 (p163-168) -フランス政府の服従をどう説明しますか? モントワール・シンドロームでしょうか?(モントワール=シュール=ロワールはフランス中部の町。19 …
「財政規律の重視」はドイツの病理
2015年12月3日 書籍紹介
第6章 ドイツとは何か? 「財政規律の重視」はドイツの病理 (p163-166) 「財政のゴールデン・ルール」と呼ばれている概念は、人間活動のうちの一つの要素をいわば「歴史の外/問題の外」に置いてしまおうとするもので、 …
ドイツ文化の二つの危険性
2015年12月2日 書籍紹介
第6章 ドイツとは何か? ドイツ文化の二つの危険性 (p162-163) それはそれで良いのですが、権威主義的文化はつねに二つの問題を抱えています。 一つはメンタルな硬直性、そして、もう一つはリーダーの心理的不安です …