第3章はウクライナについて、トッド氏の専門である家族学や人口学の観点から語られています。

 ロシア、ベラルーシ共和国の家族構成は、外婚性共同体家族となっており、権威主義的でありますが平等を重視するという特徴があります。一方、ウクライナではポーランドに近い核家族社会となっておりロシアとは異なります。さらに、人口動態や経済成長率など各種統計データからロシアとは異なり崩壊途上にあるため、ウクライナの政権はその崩壊を防ぐために戦争をしかけて国民を束ねようとしているのではと、トッド氏は懸念しています。

 次回から、詳細について述べていきたいと思いますのでよろしくお願いします。

 

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